“The British Journal of Occupational Therapy（1975年版）”まとめ

　この雑誌は American Journal of Occupational Therapyほどはなじみがなく，必要な論文を読むということはあっても，一冊の本をすみからすみまで読むという人は少ないのではないだろうか．私もこの機会まではその例にもれなかったが，あらためて手にとってみると先ずA4版という大きさが日本人にとっては親しみが少ないということと，頁を最初からくってゆくと広告ばかりでなかなか本文に到達しないということが奇異な感じをうけた．内容的にも論文の数がそれ程多くないというのは，より会員のための機関誌という色彩が濃いからであろうか．雑誌の性格については既に述べられており（本誌9巻2・3号及び10号），興味のあった項日を中心にという編集室からの言葉もあるので，身障関係の論文を中心にまとめさせていただいた．