追悼
五味重春先生のおしえ
高橋 正明
pp.351
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100342
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そのお人柄ゆえに多くの人たちから敬愛されていた五味重春先生は,夏前からの闘病生活の末,昨年の12月19日,ついにその生涯を閉じられた.享年90歳であった.
わが国のリハビリテーション草創期を牽引された偉大な先生の1人で,そのご功績を数えたら枚挙にいとまがない.特に肢体不自由児のリハビリテーションと理学療法士・作業療法士の養成教育に力を注がれ,口癖だった「生涯現役」を貫いて多くの人々に多大な影響を残された.実は私も,五味先生が学院長をされていた都立府中リハビリテーション学院(その後専門学校)に3期生として入学して以来,人生の節目には必ず五味先生に助けていただいた,“多大な”ではすまされないほどのご恩と影響を受けた1人である.
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