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本の紹介/「Motor Development in the Different Types of Cerebral Palsy」by Berta Bobath & Karel Bobath/「東京都心身障害者福祉センター研究報告集(7)」(両上肢欠損の生活動作訓練特集)
紀伊 克昌
1
,
澤 治子
2
1聖母整肢園
2国立身体障害センター
pp.880
発行日 1976年11月15日
Published Date 1976/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101348
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脳性まひ児の診断あるいは治療の場において,正常児発達の知識がかなり参考になる.しかしながら単に正常発達の遅れという面だけでは,彼らの病像を特徴づけることはできない.また治療の進歩状況を正常児の発達段階に当てはめた場合,種々の矛盾をひきおこす.脳性まひ児は脳への損傷の程度や部位によって,ひとりひとり異なった中枢神経系障害を示し,その症状も年齢とともに変化してくる.ボバース夫妻は,30数年間に経験した数多くの脳性まひ児を,継続的に追跡した結果,次の様な結論に至った.
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