メディカルプログレス
微細電極位置の同定法/自閉症(5)―インテグレイションとノーマリゼイション
石川 友衛
1,2
,
佐々木 正美
3
1日本大学医学部生理学教室
2国立療養所付属リハビリテーション学院生理学
3神奈川県児童医療福祉財団・小児療育相談センター
pp.381
発行日 1976年5月15日
Published Date 1976/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101224
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微細電極法が利用されて以来,特に記録細胞の位置同定が研究上必要であった.今までの方法では,①逆向性興奮により単一発火を起すこととか,②順向性興奮で合理的な伝導遅れで興奮波形がえられることや刺激頻度にどれ位追従できるかなどであった.このような方法で細胞を同定した上で刺激によって発生する興奮波の違いを知り,その応用によって微細電極の位置確定にも利用されてきた.しかしこのような操作のできない場所にある細胞,例えば網膜内にある双極細胞などの同定には,色々な方法がとられてきた.
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