メディカルプログレス
消化管ホルモン・モチリン/自閉症(4)―行動療法
石川 友衛
1,2
,
佐々木 正美
3
1日大医学部生理学教室
2国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院生理学
3神奈川県児童医療福祉財団・小児療育相談センター
pp.313
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101208
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Pavlov以来消化管の研究では,イヌの小胃法など,手術的に分離して,消化液の分泌や運動を研究することが行われている.
イヌの胃の運動を1日中観察した結果からみると,今までいわれてきた胃内空虚時におこる飢餓収縮と,胃内充満時の収縮である蠕動という種類がある.それぞれの収縮について1日1食のイヌでは発生時刻が決まっている.食後15時間位までは,蠕動運動による収縮を繰返し行っているが,食前8時間位から30分~1時間位の間飢餓収縮があり,45分間位収縮が止んで再び収縮が繰返される.
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