The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 10, Issue 2
(February 1976)
Japanese
English
特集 整形外科的疾患から
斜頚―筋性斜頚の治療,最近の動向と理学療法
Treatment of Muscular Torticollis: Its Modern Trend and Physical Therapy.
増川 一郎
1
Ichiro MASUKAWA
1
1神奈川県立こども医療センター肢体不自由児施設
pp.101-107
発行日 1976年2月15日
Published Date 1976/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101162
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はじめに
筋性斜頚は先天性股関節脱臼,先天性内反足とともに古くから整形外科領域における,先天性の三大疾患とされ,理学療法に従事する者なら必ずといって良い程接する疾患である.しかし,本症の成因,病理組織学的所見が,少しずつ解明されるとともに,従来,新生児期,乳児期における保存的治療の主体をなしていたマッサージ,徒手矯正に対して疑問を生じ,治療法に対する新しい考え方が生れつつある.以下これらの点についての文献的考察とあわせて,われわれの経験をのべてみたい.
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