連載 小児の整形外科疾患をどう診るか?─実際にあった家族からの相談事例に答えて・3
筋性斜頚
亀ヶ谷 真琴
1
1千葉県こども病院整形外科
pp.716-717
発行日 2007年7月25日
Published Date 2007/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101097
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相談例(筋性斜頚)
こんにちは,3カ月になる息子の筋性斜頚についてお尋ねしたくメールさせていただきました.
私自身,斜頚であったため生後3週間でわが子の斜頚に気が付き整形外科へ受診しました.母も,私も吸引分娩で子供を出産したのが原因かとも思っています.小児整形外科の先生は,「しこりの大きくしっかりした斜頚」とおっしゃっていました.
「しこりの大きさが大きければ自然治癒へも影響しますか?」と尋ねましたが,「一概に言えない」との返答,私自身は1歳頃に良くなったようですが,「大きい」と言われ心配です.
また,息子の斜頚と反対側の目が大きく開いて左右アンバランスになっているのが気になります.やはり斜頚の影響でしょうか? 斜頚とともに良くなるのでしょうか?
ほとんどが自然治癒するとのことで,今は,枕と向き難い方向からの声掛け程度しか注意していませんし,良くなっている様子もありません.また,斜頚のあるほうを上に横向きで寝かせると良いと聞きましたが実践してよいものでしょうか?
お忙しいことと存じますが,ご返答よろしくお願いいたします.
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