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特集 整形外科的疾患から
Geomedic型人工膝関節全置換の理学療法プログラムと管理
Physical therapy program and management for patient's with geomedic total knee prosthesis replacement
竹谷 春逸
1
Shunitsu TAKEYA
1
1七沢病院
pp.425-431
発行日 1975年7月15日
Published Date 1975/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101043
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はじめに
現在使用されている人工膝関節にはShiers,Walldiusらの開発した単軸性のものとPolycentricやGeomedicのような多軸性のものとがある.人体の膝関節はhinge typeの関節とされているが単なる屈伸運動のみでなく,Grayはsliding,Rolling,spining,Lewinや新野らは更にpulling pushing skiddingも生ずるとされ,新野はまた,膝蓋骨は滑り運動と回転運動をし膝屈曲するにつれ膝関節の側方への動揺安定に寄与しているといわれ,運動学的に考えても生理的膝関節に近づけようとする多軸性の人工膝関節が今後も開発され,需要が多くなると思われる.
東京都養育院附属病院整形外科におけるGeomedic人工膝関節全置換は昭和47年6月から昭和49年10月まで29例で年齢範囲は最低年齢60歳,最高年齢83歳,適応された疾病は関節リウマチと変形性膝関節症である(評細は表1,2,3,4参照).
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