連載 画像評価—何を読み取る? どう活かす?・第6回
人工膝関節全置換術
森田 伸
1
Shin MORITA
1
1香川大学医学部附属病院リハビリテーション部
pp.615-618
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202686
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症例情報
患者:70歳台,男性
診断名:両側変形性膝関節症(Kellgren-Lawrence分類:右Grade Ⅳ,左Grade Ⅳ)
現病歴:6年前頃より両膝関節の疼痛に対して保存的治療を受けていたが,疼痛が改善せず徐々に両膝関節可動域制限,歩行困難となり当院整形外科を受診した.右膝関節に対して人工膝関節全置換術[total knee arthroplasty:TKA,デザイン:後十字靱帯(posterior cruciate ligament:PCL)温存型(CR型),関節展開:medial parapatellar approach]が施行された.術側の膝関節可動域(他動)として,術前は屈曲130°,伸展−10°,術中(麻酔下)屈曲135°,伸展0°,術後3週屈曲115°,伸展0°であった.
既往歴:高血圧症,骨粗鬆症,変形性脊椎症
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