特集 第9回日本理学療法士学会
症例検討会Ⅰ「腰痛」
和才 嘉昭
1
Yoshiaki WASAI
1
1九州リハビリテーション大学校
pp.535-537
発行日 1974年9月15日
Published Date 1974/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100885
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腰痛についての症例検討の座長をつとめたので.その内容の概略を此処に報告する.
Ⅰ.企画と目的
今回第9回日本理学療法士学会において,腰痛というテーマで症例検討の一つが企画され実施されたが,これは最近の日本人の体格が欧米人なみに発達したが,体力がそれに比例せず,両者のアンバランスから一寸した無理がもとで運動器系の障害に陥り易く,特に腰痛を訴える患者人口の激増傾向と,その再発の高頻度は,患者のみならず治療者をも日夜悩ましており,症例検討として採択されたことは当然であろう.
そこで臨床の実践面から問題提起した三症例を軸に,実際的理学療法の把握と共に,協会員の再教育をもかねて実施された.
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