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チームでBrush Up 糖尿病診療
心理検討会(1)
A case of type 2 diabetes with emotional disturbance
清野 弘明
1
,
笠原 尚子
1
,
星野 武彦
1
,
増子 マキ子
1
,
影山 美穂
1
,
森 英子
1
,
佐藤 豊子
1
1太田西ノ内病院糖尿病センター
pp.611-617
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100218
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Case 1 思春期情緒障害を有する2型糖尿病患者
患者:女子高生,身長173cm,体重92kg.
家族歴:母親,妹2型糖尿病,母方の祖父糖尿病.
現病歴:2002年4月,学校の検尿にて尿糖陽性を指摘され,同年5月27日から6月8日まで入院し,インスリン治療開始される.速効型インスリン(朝・昼)と混合型30R(夕)の一日3回のインスリン治療開始.
臨床経過:2004年,4月外来にてHbA1C10.4%と悪化し,体重も78kgから92kgまで増加し,血糖コントロールのため入院となる.
糖尿病である事実を受け入れがたい思い,気分変調があり衝動的,自傷行為あり.
臨床心理士にカウンセリング依頼した.
入院後,経口血糖降下薬メトホルミンを10錠を一気に内服する.
処置:胃洗浄と大量補液.「気づいたら飲んでいた」と表現した.
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