プラクティカル・メモ
足関節可動域調節付短下肢装具
飯坂 英雄
1
,
福田 修
1
1北大病院理学療法部
pp.360-361
発行日 1974年5月15日
Published Date 1974/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100839
- 有料閲覧
- 文献概要
色々な疾病,または外傷などの起因で足関節の固定肢位や残存可動域がADLに及ぼす影響について適切なる評価法は未だ報告が少ない.当理学療法部にて義肢装具製作者の協力を得て,足関節に背屈,底屈の可動域調節可能な単軸付きSLB(図1)を制作し,ADLに及ぼす影響について調べた.
このSLBは普通のtypeにheelをなくし,plateの周りに硬いラバーを巻き,水平面を保つようにした.足関節の外側部に半円形の鉄でわくをとり,角度板をつけ10°キザミに穴をあけ各角度でネジをしめ,固定肢位を保つようにした.背屈は中間位より30°,底屈は中間位より40°とし,10°キザミに角度の目盛りをつけ背屈,底屈の可動域調節可能とした.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.