海外だより
アメリカのPT教育について
奈良 勲
1
1三愛会伊藤病院リハビリテーション部
pp.293-295
発行日 1971年8月9日
Published Date 1971/8/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100460
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体育教師からPTへと転身
著者は鹿児島大学の教育学部高等体育科を1964年の春に卒業,その春から東京の高校で体育の教師をしておりました.そのころ,日本のリハビリテーションの向上発展の必要性を痛感して,比較的,体育との関係が深いPTの分野への関心が起こり,1966年の夏渡米,その年の秋からカリフォルニア州のローマリンダ大学(医科系の専門大学)で,PTの勉強を始めました.
このころ日本にはまだPT学校が1校しか存在していなかったし,日本のPTは世界PT連盟加盟にほど遠いところにありました.どうせPTの勉強を始めるのなら本格的にPTを行なっているアメリカで,という考えで,別に英語に自信があったわけではありませんが,この決心にいたりました.
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