Japanese
English
研究と報告
変形性股関節症の理学療法
Physical therapy in osteoarthritis of the hip
石丸 清
1
,
安川 広光
1
,
岡山 宏
1
,
森内 邦雄
1
,
東野 寛
1
ISHIMARU Kiyoshi YASUKAWA Hiromitsu OKAYAMA Hiroshi MORIUCHI Kunio HIGASHINO Hiroshi
1
1大阪厚生年金病院リハビリテーション室
pp.215-218
発行日 1970年6月9日
Published Date 1970/6/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100332
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
昭和41年の1年間に当リハビリテーション室において取り扱った股関節疾患で入院せる患者のうち,関節形成術を行なった20歳以上の変形性股関節の症例をとりあげてみることにした.
我々は医師ではないので,手術前の疼痛,支持性,歩行能力および歩容.ROMなどの状態と,術後のそれとを正確に比較検討することが困難なので,手術後のギプス固定期間終了直後から,退院までの理学療法期間におけるROM,ADLおよび筋力の変化についてその結果を報告する.
昭和41年1か年間に取り扱った20歳以上の変形性股関節症の患者は28名で,年齢および性別は表のとおりである.
ギプス装着期間は,最低で10日,最高で14日,平均して13日である.
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.