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講座
陶芸(その1)
Ceramics
岡野 久男
1
Hisao OKANO
1
1国立武蔵療養所
pp.27-30
発行日 1968年12月9日
Published Date 1968/12/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100160
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はじめに
陶芸を作業療法に使用する場合,作業療法士が陶芸について基本的知識が必要であるかどうかは,精神科OTの場合は,ぜひとも必要とされるかどうかはわからない。しかし知っていることにこしたことはない(教育的あるいは訓練的に使う場合に有利である)。精神科作業療法の場合では,高度の専門的知識はなくても,まず陶芸活動を対象患者と一緒に研究すること自体が,治療として使用できる(このような場面ではOT自身が治療の素材となる)。さらに陶芸の基本的知識を知っていれば,より効果的に素材として導入することができる。
編集者からの要望で,まず陶芸の基本的なことから記載しよう。そこで,水のまぜ方,こね方,土の選び方などを3回に分けて紹介する。そのまえに陶芸についての歴史,味わい方,分類などについて簡単に説明する。
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