Japanese
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実務の知識
作業療法における記録と報告に関する知識(その1)
Recording and reporting in Occupational therapy
矢谷 令子
1
Reiko YATANI
1
1九州リハビリテーション大学校
pp.46-48
発行日 1968年6月9日
Published Date 1968/6/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100117
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医学の一端をになう専門職として発展してきた作業療法は,ようやくわが国においても制度化され,組織化されつつある現状に至った。当然のこととしてわれわれはまず,職業上の基本的な諸問題について,ある程度までの共通した理解と知識を持たぬことには千差万別,統一のないものになってしまう事態をまぬがれえない。
そこで今回はその基本的諸問題のうちの最も重要なものの一つに数えられる記録と報告について考えてみたい。いうまでもなくあらゆる病院,施設が一様に同形式をとれるというものではない。それぞれの特徴が有効に生かされていて初めて有意義なのであり,価値のあるものになりうるのであるが,その基底を流れる原則的なものには広く共通するものがあるはずである。
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