作業療法の器具
打出し作業・フックラグ作業
田村 春雄
1
,
田中 堅
1
,
辰己 三代子
1
,
大庭 勝三郎
1
1大阪府立身体障害者福祉センター
pp.56-57
発行日 1967年5月9日
Published Date 1967/5/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100027
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一つの単純な作業も,分析すればいくつかの単一動作の組合わせからなり,個々の単純作業の中には,それぞれ特徴ある動作要素が含まれている。したがって障害の改善に対し,望ましい動作要素を含んだ作業行程を選択処方し,時にはそれを他の型式におきかえ,単純作業から次第に複雑作業へ展開させるところにOTの価値がある。その意味において,OTの器具は適用する患者に合目的々なものであればよい。重要なことは,障害は多面的なものであるだけに,器具類は創意工夫により自作しなければならないことも多い。
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