Japanese
English
原著
ビデオグラフィックプリンターを利用した耳鼻咽喉科領域の画像記録について
Trial of Video-graphic Printing in ENT Examination
石山 英一
1
,
石川 透
1
Eiichi Ishiyama
1
1日本大学医学部耳鼻咽喉科学教室
1Department of Otolaryngology, Nihon University School of Medicine
pp.977-980
発行日 1986年11月20日
Published Date 1986/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492210226
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
いわゆる閉回路TVシステムと内視鏡との接続は耳鼻咽喉科本来の診断上の視診法の充実と画面の再生による所見の克明な観察を可能とし,最近その重要性については広く認められてきている1〜4)。またその観察対照も最近の超小型CCDカラーカメラの開発と,硬性鏡,撓性鏡との組合わせと,ハロゲンあるいはキセノンライトとの組合わせで耳鼻咽喉科領域全般に及んできている。著者らは最近発売されたビデオグラフィックプリンターを回路中に挿入することにって,テレビ画面上の移動する一場面を容易に陽画プリントすることができる点に着目し応用してみたところ,後述するような比較的明瞭な画像を5秒間でプリントできるため,所見のカルテ上への記載にかわって写真による保存と克明な記録が可能となり,装置も比較的に安値であるため日常診療に常用しうる方法と考え,その概略について報告する。
Video-graphic printing was employed during examination of E.N.T. patients with a video system through a rigid and flexible fiberscope.
Excellent prints (black and white) were obtained from E.N.T. regions. They can be used as fine records of regional observations.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.