鏡下咡語
医療に求める市民の声(その一)
澤木 修二
1
1横浜市立大学
pp.670-671
発行日 1986年9月20日
Published Date 1986/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492210180
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はじめに
昨年私は本欄で「医療に関わる医師の意識調査」の結果を3回にわたって報告しました。数ある項目のうち将来専門医制度が重要視されるであろうと予見している医師が多いことを紹介しました。この調査は文部省の特定研究である「21世紀に向う医学と医療」のなかで行われたものです。
本研究は3年継続で,その後「医療に求める市民の声」も訊ねました。集計の結果,われわれ医師にとって耳を傾けるべきいくつかの事柄が把握されました。それを再び本欄に紹介せよと編集部から要望されました。今回の調査も質問事項は多岐にわたっておりますが,われわれ耳鼻咽喉科医にとって興味のもたれる事項を抜き出して書き進めることにします。
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