鏡下咡語
医療に求める市民の声(その二)
澤木 修二
1
1横浜市立大学
pp.838-839
発行日 1986年10月20日
Published Date 1986/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492210203
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はじめに
拙稿を初めて読まれる方のためにこの報告の企図するところを説明しておきます。「医療に求める市民の声」を訊ねそれを集計したもののうち,われわれ耳鼻咽喉科医にとって参考になると思われる事項を解説するものです。結果はできるだけ客観的数値を示すにとどめ,つとめて主観的な判断を控える方針で書き進めてきました。
その結果,ともすれば数字の羅列に終り無味乾燥になり勝ちですが,この種の報告に伴う陥穽かと思います。それはともあれ,患者が医療に何を求め医療の現状にどのような不満を懐いているかを感じとって下さり,ひいては先生方の診療の参考になれば幸いです。
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