特集 病院における情報開示
医療消費者(患者)からみた病院の情報開示
医療情報の公開・開示を求める市民の会
勝村 久司
1
1医療情報の公開・開示を求める市民の会事務局
pp.1002-1005
発行日 1997年11月1日
Published Date 1997/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902250
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厚生省は今年6月25日,それまでの方針を転換してレセプト(診療報酬明細書)を本人に開示するよう全国に通達した.さらに厚生省は「カルテ等の診療情報の活用に関する検討会」を7月10日より発足させ,カルテ開示も時間の問題となった.大阪では,指摘されていた安田系列病院の悪徳ぶりがようやく行政によって明らかにされた.医療の世界の情報公開・開示は着実に進んでいる.
ここでは,まず今回実現した「レセプト開示」の通達内容やその意義について触れ,その後,今後の課題など,医療の情報開示全般について意見を述べる.
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