追悼
西端驥一先生を偲ぶ
大藤 敏三
1
,
切替 一郎
2,3
,
大和田 健次郎
4
1日本医科大学
2東京大学
3自治医科大学
4東京学芸大学
pp.407-410
発行日 1982年6月20日
Published Date 1982/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209446
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本誌編集顧問・慶応義塾大学名誉教授・西端驥一博士が昭和57年4月26日,87歳の天寿を全うして静かに逝去され,ここに謹みて哀悼の意を表する次第であります。
憶えば5年前,先生は,その学術上,生涯の最大関心事であった最終の著書,「副鼻腔の手術―私の辿った道と学界論争」を上梓し,双肩の重荷を下ろし終えるや,人生最良の伴侶であられた令夫人を喪われ,爾来,俄かにその健康が衰え,遂に再び旧に復し得るには到らなかった。
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