特集 耳鼻咽喉科MEの進歩
VII.治療
低周波療法—顔面神経麻痺に対する物理療法,マイクロ波(極超短波)との併用療法を含めて
渡部 泰夫
1
Yasuo Watanabe
1
1大阪府立病院耳鼻咽喉科
pp.883-887
発行日 1981年10月20日
Published Date 1981/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209339
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I.はじめに
電気の医学的応用の歴史は大きく2つに分けられると思う。
1つは近年のコンピュータを基盤としたME機器の驚くべき発展であるが,今1つは近代医学の始めより行われた電気の医学的応用である。後者のなかには今日すでに用いられなくなった機器もあるが,電気が神経や筋肉を刺激するということを利用した診断補助手段(電気変性反応,誘発筋電図など)や治療法(低周波療法など)はなお広く用いられている1)。
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