目でみる耳鼻咽喉科
鼓膜所見とTympanogramの対照
沖津 卓二
1
,
六郷 正曉
1
,
柴原 義博
2
1東北逓信病院耳鼻咽喉科
2東北大学医学部耳鼻咽喉科
pp.614-615
発行日 1981年9月20日
Published Date 1981/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209299
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症例 1 滲出性中耳炎(小児),4歳。主訴:鼻閉,鼻漏。約半年前から上記症状があり来院。難聴には気づかず。
〔鼓膜所見〕(図2,3)左右ともに強度の内陥とアメ色(こはく色)をした典型的な所見。vascular striationもあり,左(図2)耳には滲出液線もみられる。鼓膜切開で両耳に粘稠度の大きい貯留液(glue)を証明。
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