創刊50周年記念特集 今日の耳鼻咽喉科/治療のコツと全身管理
特殊患者に対する治療上の注意点
薬疹
本田 光芳
1
1日本医科大学皮膚科
pp.906-907
発行日 1978年10月20日
Published Date 1978/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208797
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薬疹とは,主として内服,注射,坐薬など全身系統的に使用された薬剤により惹起される皮膚および可視粘膜の病変をいう。
皮膚および可視粘膜は薬剤により惹起される副作用を早期に反映し,病変を示す重要な器官である。薬疹には一過性の発疹で見逃される程度の軽症例から,致命率の高い重症例,さらには軽微な発疹であつても重篤な肝,腎あるいは血液障害を伴うものまである。
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