特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
皮膚疾患
薬疹
塩原 哲夫
1
1杏林大学医学部皮膚科学講座
pp.597-599
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101615
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薬疹とは薬剤の全身投与により生じた皮疹の総称であり,臨床的に問題となるのは薬疹に感作された人にのみ生ずるアレルギー性薬疹である.薬疹はどのような臨床型も取りうるため,医師としてはどのような発疹をみた場合でも薬疹の可能性を必ず考えておく必要がある.患者自身が自分はどの薬剤にアレルギーがあるのかを正確に認識し,それを受診の際に提示できれば薬疹の発症はかなり防げるはずである.
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