カラーグラフ 目でみる耳鼻咽喉科
経蝶形洞下垂体腺腫手術
加藤 功
1
,
水越 鉄理
2
,
中井 昴
3
,
寺林 征
4
1山形大学耳鼻咽喉科
2新潟大学耳鼻咽喉科
3山形大学脳外科
4山形大学脳外科
pp.176-177
発行日 1978年3月20日
Published Date 1978/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208624
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下垂体腺臆への経蝶形洞手術の適応は,1)腫瘍が蝶形洞に進展している,2)患者が高齢者か全身状態が悪い,3)極度の視力障害がある,4)下垂体内出血等の他に,5)microadenomaを含む鞍内腺腫にもmicrosurgeryの発展に伴い積極的に手術が行なわれるようになつてきた。われわれは視力,視野,眼底を含め神経学的に異常なく,内分泌検査で前葉系の低下のみを呈した鞍内腺腫を経験したので手術法を紹介した。
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