鏡下耳語
学会のあり方—支部と地方会について(1)
後藤 敏郎
1
1長崎大学
pp.614-615
発行日 1971年8月20日
Published Date 1971/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207672
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最近,学会のあり方が何処の学会でも問題になつており,わが日耳鼻学会においても,学会のあり方について,今年の総会でもパネル・デスカッションが行なわれて,いろいろな問題について論議されている。それらの問題については学会の執行部においても対策が検討されているが,それらのうちで当面の問題となつている支部と地方会の問題について,理事会や委員会での検討の経過を記し,併せて私見を述べておきたい。
約8年前に府県単位に日耳鼻の支部が設置されることになつて,目耳鼻学会の下部組織は地方会とともに2本立ての形になつた。したがつてその機能も2分されることになり,地方会は主として学術的活動を行ない,支部は医療保険問題および対社会活動などの学術以外の活動に当ることにして,機能の概略的な分け方を行なつて出発した。
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