特集 看護の継続と看護チームの育成―第4回固定チームナーシング(継続受持ち方式)研究集会より
―地方会会長から―近畿地方会の開催にあたって
藤井 淑子
1,2
1大津赤十字病院看護部
2近畿地方会
pp.93-94
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900782
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21世紀に向かって,保健・医療のシステムが大きく変わりつつある今,看護職は「看護とは何か」を問い,激動の波に呑み込まれないためにも看護の質を上げ,周囲が認めざるを得ないような看護実践をする必要に迫られている.
ある研修会で,患者の家族は「入院中に接した看護婦10人のうち,たった1人の看護がわるければ,その病院の看護のレベルは最も低いレベルに評価される」と述べた.これは病院内に限ったことではなく,地域における看護の評価でも同じではないだろうか.それゆえに,一施設に閉じこもっていたり,自己満足している時ではないと思う.地域でともに働く者が一体となってめざすものを確かめ合い,看護について語り,研鑽し合う場をもち,ネットワークをつくっていくことが大切である.
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