特集 学会のあり方,協会の必要性を探る
座談会/学会のあり方
関川 博
1
,
前田 守
2
,
関 昌家
3
,
古川 良三
4
,
中屋 久長
5
1館山病院
2農協共済中伊豆リハビリテーションセンター
3金沢大学医療技術短期大学部
4中部リハビリテーション専門学校
5高知リハビリテーション学院
pp.492-501
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103123
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一度でも学会長や学会役員を担当した経験をお持ちの方なら,準備から学会当日の閉会式が終るまで,その苦労は並々ならぬものであることを実感されていることと思う.先日も第19回PT学会にお邪魔した際,秋田の第17回PT学会を担当されたPTの方のお話を伺ったが,当時秋田は会員数が少ないということもあり,学会の2年前からもう準備に取り掛ったと聞き,頭の下がる思いであった.そのような学会運営の大変な事情を知りつつ“学会のあり方”などと大上段に構えるのはとても酷な気がするのであるが,ここ1~2年のPT・OT学会を見ると以前のアットホームなコミュニケーションが密にとれていた状況から,会員数の増加で会員一人一人の学会の位置づけ,学会に対するニースが把握しきれない状況に変化しつつあり,学会運営がより難しくなっているように感じ,あえてこの問題を座談会でとりあけた.かつて学会長を担当されたPT・OTの先生方に出席を願い,学会運営の現状分析と今後の方向性について御討議頂いた.(編集室)
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