Japanese
English
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防音室とその付属設備の設計例
PLANS FOR THE CONSTRUCTION OF SOUND-PROOF ROOMS
坂部 長正
1
Nagamasa Sakabe
1
1中央鉄道病院耳鼻咽喉科
pp.1029-1037
発行日 1970年12月20日
Published Date 1970/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207574
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Ⅰ.緒言
近年Medical Electronicsの発達とともに,耳鼻咽喉科領域の検査に防音室内でME関係の電子機器類を使用する機会が多くなり,したがつて耳鼻科で使う防音室は遮音性能の向上をはかるとともに,electronicsの面からも高度の規格や設備が要求されるようになつてきた。
著者は,以前,某大学耳鼻科学教室の防音室とその付属電気工作室の設計に関与したことがあり,その大要はすでに発表1)したが,今回某総合病院の改築に伴い,耳鼻科付属防音室を新設せねばならなくなつた。そこで前回の経験をもとにして,研究用の防音室と付属の諸設備を臨床向に改変し,防音室としてもその遮音性能は優れたものであり,またME方面の検査においても十分その機能を発揮できるような多用途性に重点をおいて設計建設したところ,ほぼ初期の目的を満足する結果が得られたのでここにその大要を報告し諸賢のご批判をあおぐ次第である。
The author reports his planning in the construction of two sound proof rooms with an antiroom, eliminating also the sound of the air-conditioner, within his office where the space is quite limited.
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