Japanese
English
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舌に発生した血管芽細胞腫の1例
ANGIO-BLASTOMA ORIGINATING FROM THE TONGUE
市原 正雄
1
,
小松 晃
1
,
賀来 美寛
1
Masao Ichihara
1
1昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.761-764
発行日 1967年7月20日
Published Date 1967/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203798
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I.緒言
血管芽細胞腫は昭和24年中川によつて始めて命名報告されて以来,きわめて稀有な疾患とされていたが,最近ではわれわれの文献的渉猟によるとしだいにその数が増加しており,30例に達しようとしている。しかしながら,本腫瘍の名称,組織のみならず血管腫瘍自体の定義に関しても,なお議論のあるところである。すでにわれわれは鼻前庭および中鼻道に発生した本症の2例を報告しているが,さらに最近舌に発生した本症の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する。
A case of hemangioblastoma that developed on the tongue of a patient, aged 36, is reported. The literature on this subjcet is reviewed and discussed.
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