特集 耳鼻咽喉科におけるショック様症状とその対策
〔各論〕
耳鼻咽喉科領域に発生する局麻中毒の臨床について
小倉 脩二
1
1日赤中央病院耳鼻咽喉科
pp.1041-1046
発行日 1963年12月20日
Published Date 1963/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203162
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緒言
われわれ耳鼻科医はほとんど毎日何らかの理由で局麻剤を使用している。その局麻剤の歴史は即耳鼻科手術の発展史のようなものであつた。そして局麻剤の使用量の増加につれて,局麻中毒も多くなつた。現在われわれは簡単な設備で手術をやるには,局麻中毒症は,免れ難い障害物である。ここに当病院の遭遇した症例を主体として経験を述べて,諸先生の御批判,御指導を仰ぎたい次第である。
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