特集 喉頭腫瘍
喘息として治療された喉頭粘液線維腫例
山口 惠
1
,
出浦 弘
1
1長野赤十字病院
pp.467-468
発行日 1958年5月20日
Published Date 1958/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202025
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Ⅰ.緒言
我々は10ヵ月前,69歳の僧侶で12年間,時に起る嗄声及び喘鳴に対して,喉頭炎,気管支炎,気管支喘息という内科医の診断で余り気にしないでいた処,昭和31.10.29.早朝上厠中急激に高度の呼吸困難を来し,気管切開中に窒息に陥り,人工呼吸等により幸に回生させることが出来た喉頭粘液線維腫の一例を経験したので茲に報告する次第である。
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