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音叉聴力検査法の検討—第3篇 音叉聴検査法の精度を左右する要因について
竹内 和夫
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1信州大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.616-622
発行日 1955年11月20日
Published Date 1955/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201419
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音叉に依つて聴力を測定する際,物理的並に生理的測定誤差が大で,量的測定手段として適当な方法ではないと云う意見が強い1)2)3)。併しこの際の誤差の原因について,具体的に検討を試みた報告はあまり見当らないので,私は如何なる点が一番その精度を左右するかにつき追及してみた。
まず従来の方法は,音叉を任意の力で駆動した後,手で外耳道の近くで把持し,聴取時間を測定したものである。この際起りやすい測定誤差の成因を,検者によるものと,被検者によるものに分類すると,
Takeuchi maintains that, by adopting certain standardizing measures in the elements that are considered as variables entering the procedure of tuning fork hearing test, this particular that are quanitative in value.
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