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乳様突起鑿開手術後発生し診断の困難なりしグリオームの1例
佐藤 寬
1
1岡山大学医学部耳鼻咽喉科教室
pp.232-234
発行日 1955年4月20日
Published Date 1955/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201314
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緒言
最近一患者に於て,乳様突起鑿開手術後,手術創から腫瘤状の軟い肉芽を生じ,前後2回に亘る摘出手術を行うも根治せず,又しても再発する腫瘍に遭遇し,臨床上之が診断には困難を極め,たまたま病理組織検査の結果Gliomと判定された稀有な一症例に遭遇したので,此の概略を述べて諸氏の参考に供したい。
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