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大鼻の形容/鼻棒の手品
pp.243
発行日 1954年5月20日
Published Date 1954/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201134
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ゴオゴリの有名な「羅馬」という小説の中に,次のような描写がある。
と,その時,十字路になつている横町の角から,ぬつと大きな,きたならしい鼻があらわれ出た。そしてその鼻は,鼻につづいて現われた口と顔全体を蓋うと,まるで斧のようになつてだらりとぶら下つた。さてこれがペツペその人であつた。
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