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各種藥劑による廻轉後眼球震盪變化に就いて
柴 正隆
1
,
中村 三雄
1
1大阪市立東市民病院耳鼻咽喉科
pp.21-23
発行日 1954年1月20日
Published Date 1954/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201057
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船或は車等に依る乘物醉に際し,之が豫防乃至治療に關しては種々研究討議されているが吾々は種々な藥劑の投與に依つてその目的を達し得るか否かを知る爲に該實驗を劃圖した。即ち家兎に數種の藥劑を投與し迷路刺戟徴候たる廻轉後眼球震盪を對象として,その變化を實驗觀察した。尚實驗藥物中に,日本衞材株式會社の好意に依り鎭暈劑として發賣されて居るトラベルミンTravelminの呈供を受け,その藥効の顯著である事を證明し得た。
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