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オーヂオグラムの1形式及びそれとハルトマン氏聽聽力起伏圖との關係
鈴木 篤郞
1
1信州大學醫學部耳鼻咽喉科學教室
pp.666-669
発行日 1953年11月20日
Published Date 1953/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200988
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音叉聽力検査の際,被検者の聽力表現法として廣く使用されている聽取時間百分比表現法は,多くの學者により科學的根據のない方法だと非難されているが,之に對し私は1)之の表現法が決して無意味なものではない事を主張した。ここではその百分比表現法に依る測定値を縦軸に,使用音叉を周波數順に横軸にとつて作る所の,所謂ハルトマン氏聽力起伏圖(Horrelief)の持つ意味について考察を進めてみたい。併し之の問題は,當然オーヂオメーターに依る聽力曲線,所謂オーヂオグラムとの關連の下に考慮せられねばならないから,まず現在一般に使われているオーヂオグラム形式について検討を加え,次でハ氏聽力起伏圖について考察しようと思う。
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