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CLINICAL REPORTS
飯沼 壽雄
1
1福島女子医專
pp.400-403
発行日 1950年9月20日
Published Date 1950/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200404
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喉頭蓋谷嚢腫兼正中舌喉頭蓋皺襞肥大症並びに舌扁桃肥大症に見られた音聲衰弱症
緒言
喉頭蓋とその周辺には脂肪腫と嚢腫が出來易い症状は異物感等あるが,声帶麻痺を伴わずとも音声が疲労し易く,且つ調節が取れなくなり強声を妨げ,旋律を害しからせきが多く発音進行を途絶させる.特に努責的発声法に終始する音声を資本とする人に見られ易く,致命的でありつつなお治療手術後の声音変化を恐れ,之を拒絶し,医師も又容易に保証し難い事もある.
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