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—故和田教授追悼論文—口蓋扁桃腺周圍炎並に同周圍膿瘍の臨床的研究(第3報)—第3編 最近4年3カ月間に於ける膿瘍扁摘に就ての統計的觀察
前川 重和
1
1秋田縣立病院耳鼻咽喉科(舊秋田女子醫專)醫學
pp.27-29
発行日 1949年1月20日
Published Date 1949/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200124
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緒言並に文獻
膿瘍扁摘は,本邦に於ては昭和2年尾曾越の膿瘍扁摘41例の報告を以て嚆矢となす.昭和13年向笠は61例に就き.同年山川教授は15例に就き膿瘍扁摘を施行し本法の優秀なるを推賞せり.昭和14年田口は九大臨床に於て,大正15年より昭和14年12月に至る14年間に施行せし225例に就き,昭和16年山田は2カ年半に施行せし31例に就き,同年尾崎は昭和13・14年の2カ年間に阪大臨床に於ける70例に就き夫々統計的に報告せり.余は昭和14年9月以來18年12月に至る滿4年3カ月間に經驗せる膿瘍扁摘90例に就き總括的に報告し,大方の批判を仰がんとす.
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