Japanese
English
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扁平紅色苔癬の臨床的観察
A CLINICAL OBSERVATION OF LICHEN RUBER PLANUS
小川 俊一
1
,
菊池 滋
1
,
最上 晋
1
,
上原 伸一
1
Shun-ichi OGAWA
1
,
Shigeru KIKUCHI
1
,
Susumu MOGAMI
1
,
Shin-ichi KAMIHARA
1
1弘前大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Hirosaki University School of Medicine
pp.353-358
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204331
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I.緒 言
1869年Wilsonが扁平苔癬として報告した疾患に対して,1872年Kaposiが扁平紅色苔癬と尖圭紅色苔癬とに分類することを提唱した。以来,この名称が使用されると共に,本症の症例報告1)〜38),組織学的検索39)〜46),原因47)〜63),治療86)〜110)などについて内外に数多くの研究がなされている。我々は昭30年から昭39年までの最近10年間に,当科を訪れた扁平紅色苔癬患者について統計を主とした2・3臨床的観察を試みたので以下に報告する。
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