Japanese
English
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関東北東部におけるスポロトリクム症の1例
A CASE OF SPOROTRICHOSIS IN THE NORTHEAST REGION OF THE KANTO DISTRICT
福士 堯
1,2
Gyo FUKUSHI
1,2
1東北大学医学部皮膚科教室
2日本鉱業株式会社中央病院皮膚科
1Department of Dermatology, Tohoku University School of Medicine
2Department of Dermatology, Nippon Mininig Co., Ltd. Central Hospital
pp.359-362
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204332
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I.緒 言
本邦において,スポロトリクム症は,福代によれば,昭和36年までに110例の報告1)があるが,その後も症例2)3)4)があいついで発表され,決して稀な疾患とはいい難い。然しその分布をみるに,主として関東地方の東京都を中心とする地域に集中しており,反面全くその報告のみられないか,あるいは稀な地域もあつて,地域によつては尚この疾患の稀少性が存している。
今回未だ本症の報告の稀な茨城県北東部において,鉱山の坑内作業者に発生した本症を経験したので報告する。
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