Japanese
English
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足蹠に生じたレントゲン癌の1治験例
TREATMENT OF X-RAY CANCER
鈴木 正貢
1
,
元重 博文
1
Masamitsu SUZUKI
1
,
Hirofumi MOTOSHIGE
1
1尾道総合病院皮膚泌尿器科
1Department of Dermato-Urology, Onomiti General Hospital
pp.1125-1128
発行日 1965年11月1日
Published Date 1965/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204220
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I.はじめに
レントゲン癌についてはFrieben (1902)を嚆失とし,本邦においても幾つかの報告を見る。全皮膚癌中レントゲン癌は,大略9%をしめるといわれ,診断,治療にレントゲン使用は近年ますます増加し,レントゲン癌は皮膚腫瘍において重要な対象の1つとなつている。
著者は年少時,右第1趾に生じた鶏眼に対し,レントゲン治療を受け,後に癌発生を見た症例に遭遇し,腫瘍を含む足蹠・足背の皮膚広範切除後,有莖皮膚移植を行い,好結果を得たので報告し参考に供したい。
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