Japanese
English
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梅毒による神経因性膀胱
NEUROGENIC BLADDER DUE TO NEUROSYPHILIS
斎藤 武志
1
,
相沢 正俊
1
,
千葉 隆一
1
,
津村 邦夫
1
Takeshi SAITO
1
,
Masatoshi AIZAWA
1
,
Riuichi CHIBA
1
,
Kunio TSUMURA
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.871-876
発行日 1965年9月1日
Published Date 1965/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204167
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I.緒 言
梅毒,特に神経梅毒はペニシリン発見以後はその様相を全く変化させ,以前にみられた特有な病像は全く影をひそめているが,尚神経系疾患を合併症とする梅毒の占める比重は無視し得ず,原因不明の神経疾患があれば一応梅毒を疑つて検索すべきであると考えられる。
我々は過去5年間に梅毒に起因すると考えられる神経因性膀胱12例を経験し,その膀胱機能,及び治療についていささかの知見を得たと思われるので報告する。
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