Japanese
English
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海綿腎の1例
A CASE OF SPONGE KIDNEY
斉藤 武志
1
,
相沢 正俊
1
,
津村 邦夫
1
Takeshi SAITO
1
,
Masatoshi AIZAWA
1
,
Kunio TSUMURA
1
1東北大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urologie, Tohoku University School of Medicine
pp.657-660
発行日 1965年7月1日
Published Date 1965/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204119
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I.緒 言
海綿腎は腎集合管拡張による円錐髄質に限局する嚢胞症である。1939年Lenarduzziはその特異的なX線所見を発表し,1949年にはCacchi,Ricciが自験例5例を詳細に報告して以来1962年迄148例が報告されているにすぎない。我が国に於ては昭和31年酒徳,三浦等により報告されて以来,現在迄13例あるのみで,非常にまれな疾患である。私達は最近この症例を経験したので,これを報告すると共に若干の文献的考察を行った。
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