Japanese
English
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皮角,棘細胞癌を伴つたエリテマトーデス
CUTANEOUS HORN, ASSOCIATED WITH CARCINOMA ARISING IN DISCOID LUPUS ERYTHEMATOSUS
宮尾 尚敬
1
,
数田 稔
1
,
溝口 勝
1
Naotaka MIYAO
1
,
Minoru KAZUTA
1
,
Masaru MIZOGUCHI
1
1広島大学皮膚泌尿器科学教室
1Department of Dermato-Urology, Hiroshima University School of Medicine
pp.755-757
発行日 1964年8月1日
Published Date 1964/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203846
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I.緒 言
頭部,顔面其の他の表皮に動物の角に似た角質性の突起物を生ずることがあるが,その外観よりして皮角(Cornu cutaneum)と云われ,古くから好奇的な見世物として知られており,19世紀末より近代医学的検討が加えられる様になつた。
またエリテマトーデスが時として最も危険な合併症として癌性変化をすることは周知の事実であり,広義の前癌状態と考えられているが,著者はエリテマトーデスの上に皮角を生じ其の基部に於て癌性変化を示した1例を経験したので報告する。
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