Japanese
English
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陰茎皮角の2例
TWO CASES OF COPNU CUTANEUM
福本 寅雄
1
Torao Fukumoto
1
1日本医科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Nippon-Med.School
pp.455-461
発行日 1958年5月1日
Published Date 1958/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202251
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皮角症とは,角質層が限局性に異常増殖をきたし,皮膚面より突隆して獣角様の外観を呈するものをいい,又これを人角症ともいつている。欧州諸国では現在迄多数の症例が報告されているが,本邦においては,1895年竹崎氏の報告を第1例として,1957年迄自験例を含めて126例をかぞえることが出来る。
陰茎に発生した皮角については,1912年岩崎氏の3例を始めとして,現在迄38例がかぞえられる。私は最近陰茎に発生した皮角症2例を経験したので,検査事項も含めて報告する。
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