--------------------
Acanthosis nigricans benigna
小林 健正
1
Takemasa KOBAYASHI
1
1千葉大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Chiba University
pp.761-765
発行日 1964年8月1日
Published Date 1964/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203847
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.はじめに
最近の科学の進歩はAcanthosis nigricans(以下A.n.と略す)が共通の形態学的特徴を具備した症候群であることを次第に明らかにして来たが,依然としてA.n.なる診断名には規定力と支配力とを欠く所が多い。従つて我々の経験した本邦には未だ報告を見ない2世代にわたる良性A.n.の家系を紹介し,その症候的特徴を述べることは稀有疾患には相違ないが,外国に比し本邦に多い憾のあるA.n.研究に資する所があろう。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.