Japanese
English
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脳廻転状頭皮の2例
TWO CASES OF CUTIS VERTICIS GYRATA
児浦 達朗
1
,
肥田野 信
1
Tatsuro KOURA
1
,
Akira HIDANO
1
1東京警察病院皮膚科
1Department of Dermatology. Tokyo Police Hospital
pp.353-354
発行日 1964年4月1日
Published Date 1964/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203748
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I.はじめに
本症は主として頭皮に数条の縦走あるいは横走する皺襞を生じ,脳廻転に類似した様相を呈する比較的稀な疾患である。Robert(1848)がはじめて本症と思われるものを記載し,その後Poggi(1884)等主として精神病学者間に問題となつたが,皮膚科方面ではJadassohn(1906)が最初に発表し,ついでUnna(1907)がCutis Verticis gyrataと命名した。本邦では山田(1912)の第1例以来現在までに約80例に達する報告がある。
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